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タジャンのカヤン・ウエスト・バランガイホールの落成式とバイオガス・プラント - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  タジャンのカヤン・ウエスト・バランガイホールの落成式とバイオガス・プラント
コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)が、オーストラリア大使館の助成を受けて建設していたマウンテン州タジャン町(郡)カヤン・ウエスト・バランガイの(村)のバランガイ・ホール(公民館のようなものです)が完成しました。
 フィリピンでは新しい家や建物が完成したときは、キリスト教の司祭や神父様(土着の文化が強く残っているところではシャーマンのこともあります)をお呼びして、BLESSINGというお清めの儀式のようなものをします。バランガイから招待を受けて、そのBLESSINGの祭式に参加してきました。

 2009年10月の台風ペペンによる土砂崩れで大きな被害を受けたタジャン町のカヤン村(土砂崩れがあったのはカヤン・イースト)にバランガイ・ホールを作ることになったのは、ロビンソン・ピリンガン(Robinson G. Pil-ingen)・キャプテン(村長)から、こんなリクエストが届いたからです。
「カヤンは昔は一つだったが、人口が増えてウエストとイーストの二つの村に分かれた。昔の村の中心はイーストで、カソリック教会も高校も広場もイーストにしかない。あのときの災害のようなことが起こったときにも、村の人が集ったり、情報を得たりする場所がない。」
 CGNはオーストラリア大使館の小規模助成にバランガイ・ホールの建設資材の申請をし、資材の一部の助成を受けられることになりました。建設のために、無償で働いてくれたのは、バランガイの住民の人たち。バランガイ・キャプテンの強いリーダーシップの元、ボランティア・ワークのスケジュールを組んで、立派なホールを手作りしてくれました。

 

   ↑思った以上に立派な建物です。CGNは2階部分の建設の資材を提供しました。


   ↑中のオフィスもピカピカです。


   ↑金ぴかのプレートに、建設に関わった人たちの名前が刻まれていました。
    CGNのロゴと名前も。

   
   ↑カソリックの神父様がお祈りをささげてくださり、その後、聖なる水を建物の隅々にまで
    ふりかけてお清めをしてくれます。

  
    ↑伝統の風習では、こういった儀式の際には、必ず豚をつぶします。
     前日が村祭りだったこともあり、今回は2頭をつぶしたそうです。


    ↑神父様も、祭式が終わり白い衣装を脱いだ途端に、
     気さくな村のおじさんに戻ります。
     「この頭がいちばんうまいのさ。 どの部分がいい? ほっぺたかな? とってあげるよ」
     恐縮でございます。


    ↑村の人、みんなとてもハッピーでした。よかった、よかった。


    ↑祭式とご飯の後は、ボランティアで建設に関わったおじさんたちは
     お疲れ様の一杯ですね。


    ↑おネエさんたちは、食事の片付け。
     この村では、犬も家族の一員です。

今回のカヤン村訪問のもう一つの目的は、CGNが作ったバイオガスのモデル・プラントの視察でした。
バイオガスとは何?という方も多いかもしれません。バイオガス・プラントの基本計画、設計から機器調達までを行っている(有)エコハートという会社のHPでは、下のように紹介されています。

~~~~~~~~~~~~~~
バイオガスとは乳牛や豚などの糞尿や、食品残渣などの有機性廃棄物が嫌気性微生物の働きによってメタン発酵することで発生するガスです。 このガスは主に60%前後のメタンと、40%前後の二酸化炭素から成り、他にごく微量の硫化水素、水素、窒素などが含まれています。 
~~~~~~~~~~~~~~

--というわけで、今まで捨てていた家畜の糞尿をエネルギーにかえる新しいエネルギー源の一つとして少しずつ注目を集めているのがバイオガスです。上記の(有)エコハートのHPには、バイオガス先進国・ドイツなど海外での大規模なバイオガス・プラントの紹介がされていてたいへん興味深いですが、CGNが勧めているのは、家庭やコミュニティでできる小さな手作りバイオガス・システムの技術紹介です。

昨年まで行っていた三井物産環境基金の助成による「持続可能な自然エネルギーの普及と環境保全のための農村モデル開発事業」でも、プラスチック・シートを使った家庭で使える小さなバイオガス・システムの技術を中心に紹介してきました。その事業の話を聞いたいくつかのコミュニティからバイオガスに関心があるという声が寄せられたのですが、カヤン村もその一つ。台風被災後、土砂崩れの遠因となる森林伐採を止めるために、薪に変わるエネルギー源がほしいというのがその理由でした。

CGN
1.家々が密集しているカヤン村の集落のあり方、
2.祭祀のために多くの家で豚の飼育を行っているという文化、
3.コミュニティの人が助け合う伝統のバヤニハンの精神がのここっている
という特長を活かし、いくつかの家でガスを共有するドーム型のバイオガス・プラントをカヤン村に提案しました。ネグロス島の新エネルギー関係の財団・AID Foundationなどを視察の上、フォレスターのレナートが設計、ベンゲット州ツバで約15年間、自宅に作ったドーム型のバイオガスを使っているというティノさんのアドバイスを受けて、このバイオガス・プラントを作ったというわけです。


     ↑豚は糞にいたるまで村人たちの役に立っているということですね!

5つの仕切りがある豚小屋にNGO「ハイファー・インターナショナル」が、村人の収入向上プロジェクトとして配布した豚3頭と子豚2頭が入れられ、いよいよ豚の糞尿集めが開始されました。レンガで造ったドーム型発酵タンクは地中に埋められています。豚の数をもう少し増やし、糞尿がタンクに貯まってきたらガスが発生し始めるはずです。

 

今回CGNが作ったような小さなスケールのバイオガスに関心のある方は、 バイオガス普及のNGO「グローブケアー」のHPにいろいろな情報が載っていましたので見てみたらいいかと思います。

さて、日曜日のカヤン・ウエスト村は、前日のお祭りを終えてのどかな時間が流れていました。




    ↑軒先で米をつく。


   ↑お土産とお礼に、マウンテン州の民族衣装と山から獲れた木の実のワイン(ブグナイ)、
    それに、この巨大なマメ科の植物の実をもいただきました。
    振るとシャカシャカいい音がして、自然が作り上げた一流の楽器です。
    「カヤンのマラカスさ」
    と村の人々。



  Homepage: http://www.ph-inside.com
Updated: 2011/03/01

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