
【写真-1 ここに日本のホテルオークラが開業するがイメージは落ちる】
マニラ空港第4ターミナルで降りタクシーを拾って空港近くのタギッグ市へ。写真-1は途中の道路沿いの第2ターミナル前にあるカジノ施設で、昨年6月にここでギャンブル狂いの客が銃で武装し放火、37人も死亡した事件があった。

【写真-2 上部に見えるのは高速道路】
空港の近くはフィリピンの軍事基地が集まっている。写真-2は空軍の持つ基地入り口で、ここは1986年のエドサ政変の最中に爆撃騒ぎがあった。基地前は慢性的交通渋滞地域だが、地下鉄が飛行場まで伸びるプロジェクトが進行中。

【写真-3 首都圏傍の広大な軍事基地は開発業者にとって格好の物件】
写真-3は『HEADQARTERS PHILIPPINE ARMY』とあるように、フィリピン軍統一司令部のモニュメント。このようにこの通り沿いは軍の広大な敷地が延々と続いているが、この広大な国有地が次々と民間に払い下げられている。

【写真-4 こうやって熱い陽射しの中で歩いているのは珍しい】
基地跡を開発したのが写真-4のタギッグ市の『ボニファッシオ・グローバル・シティ=BGC』。高層のビルの林立する新興都市だが、新しいから綺麗に見えても不動産バブル地域であり、多数を占める貧困層には面白い地域ではない。

【写真-5 日本人学校が出来て間もなくここを訪れているが当時は閑散な場所】
ここには日本人学校もあり、写真-5は次々と建つビル。ここの市長は政治屋一族で占め、隣のビジネス都市マカティ市も政治屋一族が牛耳っている。互いに張りあって境界にある地域の帰属を巡って裁判沙汰になったがレベルは低い。

【写真-6 もう少し何とかならないかと思う待合所だが何ともならない】
タギッグ市の中心でコーヒーを飲んで写真-6の空港ロビーに引き返すが、帰りも渋滞の中。タギッグ市の人口は90万人近く、コンドミニアムが爆発的に増えても公共交通機関が全くないので、車に頼るしかなく渋滞に輪をかける。
 
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