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セブのシヌログとアメリカ大統領 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブのシヌログとアメリカ大統領
 

 120日の日曜日はセブ最大のお祭り『シヌログ=Sinulog』が行われ、150万人が加わったというが、それはいくら何でも誇大でテレビ中継で祭りの様子を観ていた人も数に入れているのではと思う。


 同じ日の同時刻に、ボクシングのパッキャオがラスヴェガスで世界タイトル戦を行っていて、セブの人は年に1度の祭りよりテレビのボクシング中継に関心は高かったのではないか。


 シヌログの発祥だが、セブは航海史に名を残すマゼランと共にカトリックが最初に伝播した場所として知られ、マゼランが持ってきたと伝えられる『幼きキリスト像』を祀る『サント・ニーニョ教会』に縁があり、教会行事としては何週間にも渡って行われている。

 20日は祭りとしては最終日に当たり、『グランド・パレード』といって、市内の目抜き通りを各自治体やグループなどが作ったダンス・グループが工夫を凝らした衣装で練りき、パレードの日は毎年1月第3日曜日と決められている。

 このパレード、年々派手になってそれなりに見ものではあるが、小生がセブへ住んだ1990年代初めは、かなり地味で間延びしたパレードで、それが逆に地方都市の手作り的な祭りという感じがあった。

 シヌログは本来は宗教行事だから教会では昔から行われていたが、今のようなダンス・コンテストやパレードが始まったのはそれほど古くなく、セブに住む人に聞くと子どもの頃はなかったというから、1970年代頃に始まったようだ。

 こういった仮装して目抜き通りでダンス・パフォーマンスを見せる祭りは昔からフィリピン各地にはあったが、とくに有名なのはパナイ島カリボの『アティ・アティハン』で、こちらは現地に住む少数民族の歴史が練り込まれている。

 これを真似したのがセブのシヌログで、観光客誘致で始め今やフィリピンでも最大級の観光客を呼べる祭りとなったから、発案者と育てた人の功績は高い。

 その後、フィリピン各地でシヌログの形態を真似て同じような祭りが起きているが、どこもセブを含めて歴史は浅く、伝統的な祭りという言葉があるが、どんなに古い、由緒ある祭りでも作られた祭りであり最初は新参であり、馬鹿にされるような状態から始まっているから、時間の重味というのは権威付けには最適である。

 地元のニュースではシヌログに150万人と書いているが、シヌログも今や商業主義に染まり、商売の好機となっていて、これはオリンピックやサッカーなどの国際大会も同様で、早く言えば祭りも『興業』の一つでしかない。

 そういった興業に国や自治体が公費をつぎ込むことはおかしいのだが、特に日本人のオリンピック好きは有名で、来年に迫るオリンピックに異でも唱えるものならそういった意見は少数派となり、『国賊』扱い。

 日本人のオリンピック好きはマスコミを通じ仕込まれているから、オリンピックというのはスポーツ興業であるということが分からないし、それに参加しメダル取りに狂奔する選手は芸能人と変わらないということが分からない。

 おりしも2020年東京オリンピック招致に動いた日本の組織のトップが賄賂を贈って工作し、その人物がフランスの司法当局が訴追するのではというニュースが流れている。

 この人物は皇族に繋がるが、一体この人はオリンピックを除いたらどのような仕事をし、どのように生きてきたか世界観のない人物で毛並みと見栄えの良さで権力者の間を渡った人物としか見えない。

 この醜聞で明らかにされたのは、オリンピックも金をいかに効率的にばら撒いて開催地を獲得するかで、これは昔から言われていたことだが、オリンピックが興業と思えば汚い金も綺麗な金もなく、オリンピック招致に動く連中は今更なんだと笑っているのではないか。



そのシヌログの行われた120日はあまり話題にならなかったが、2年前のこの日、 アメリカのトランプが第45代大統領に就任し、いつ大統領職を任期途中で放り出すか、危ない危ないと言われながらも、任期4年の半分は持った。

 

120日はアメリカ合衆国憲法修正第20条で、大統領の任期は120日の正午に終了すると規定されていて、正午過ぎから次の大統領の任期が始まるが、1937年にこれが初めて適用され、戦時中に4期途中で亡くなったルーズベルトからになる。

 

アメリカの憲法というのは成文化された憲法としては最古らしいが、かなり修正が時代と共に行われていて、流動性がある憲法と感じるが、そのくらい流動性があるなら市民が銃を持つ権利など憲法を修正して簡単に規制できると思うが、そこが出来ないのがアメリカの病弊といえる。

 

 今一つ憲法に関して書けば、日本の安倍が日本国憲法を変えようと策動しているが、変えることを『改正』とあたかも正しい印象を与えているが、これは『改定』が正しいのではないか。

 

 元々、実態のないものはどちらが正しく、どちらが悪いとかの判断は難しく、それを改正などと印象操作をしているのが安倍自民党で、これをペテンと言っても良く、その観点からアメリカも修正などという言葉を使うことは、同じくあたかも正しい印象を与えるから別の語彙を使うべきではないか。


 さて、120日の就任式に関して、以降は戦後最初の選挙で選ばれたアイゼンハワーから始まり、暗殺されたケネディと途中辞任したニクソンのそれぞれの後継大統領を除いて現在に至っている。

 

この就任式での市民の参加数が選ばれた大統領の人気度を測るらしく、トランプは前任のオバマより遥かに少ない数なのに『数は上回っていた』と嘘をつきまくったのがトランプ政権の始まり。

 

そのトランプ、何を考えているか分からない状態で世界一の軍事国家を率いている危険性は益々増しているが、最近ではメキシコ国境での『壁』建設予算を巡って民主党と対立し、政府機関は予算が執行できなくて閉鎖騒ぎになっている。

 結局、トランプは内政は全く芳しくなく、内政が思うように行かないと外交に逃げ批判を逸らすのはどこの国の為政者に共通で、トランプは北朝鮮と安倍はロシアに接近して画策しているが、その衣は既に綻びている。


 

 どうして、トランプといい安倍といい、こういう程度の悪い人物が政治を司っていることに日本とアメリカの歴史の奇妙な縁を感じるが、どちらもこの程度の指導者しか生めない国民の同レベルということは言える。



 

  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2019/01/28 (月)

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