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セブで過ごす読書好日 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブで過ごす読書好日
 

 3月になり日本の桜の開花がニュースが流れると、この時期だけは日本へ行ってみようかという気は起きるが、日本へ行くよりほかの国へ行った方が良いという気持ちが勝っていて、具体的に日本行きの予定は立っていない。


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年も日本へ行かないと、前回大量に買い込んだ本が読み終わってしまい、仕方がなく昔読んだ本を引っ張り出して読んでいる。

 それでも、一度は読んだとはいえ再読してみると『こんな本読んでいたかな』という本が多く、右から左に読んだ本の内容が頭から抜けているのが分かり、読書も単なる時間潰しであったかと思い知らされる。

 そういった中、セブに住む人から写真の本300冊以上を譲ってもらうことになり、過日その本を受け取った。

 段ボール箱4箱に本は詰められていて単行本も少々あったが、それらを筆者別に分けて床の上に積んだのが写真の様子で、譲ってくれた人の読書傾向というのがはっきり分かる。

 今回のようにまとめて譲ってもらうやり方は、お互いに読んだ本が重なってしまうことも多く、無駄になってしまうことも多いがほとんど重ならなかった。

 譲ってくれた人はセブに56年住んでいるが、その間にこれだけ読んでいるのは読書家の方で、本の入手法を聞くと小生と同じで、日本へ行った時と日本から来る知人に頼んで持ってきてもらうという方法を取っている。

 また、セブに日本食の材料を売る専門店があり、その中の一角で文庫本を売っていて、そこで譲ってくれた人も購入していた。

 その食材店に行って、どうして文庫本を置いているのかと不思議に思ったことがあり、しかも古本を日本の3倍以上の値段で売っていた。

 どうもセブで読まれた本がここに持ち込まれ、安く買い取って再び売っているのではと思うが、そういった来歴なのか置いてある本は軽い題名がほとんで、買いたいと思った本は一冊もなかった。

 今回の300冊を超える文庫本だが、特徴としてノン・フィクション物は一冊もなく、また海外の翻訳物や純文学系も少なかった。

 小生の場合は、フィクション、ノン・フィクション、日本、海外問わず本の題名に興味を覚えたら何でも読む口で、範囲が広いといえば広い

 譲ってくれた人の傾向だが、好きな作家を追って読んでいて、その作家も最近売れている作家で、小生が好んだ作家とは重ならない。

 今は好きな作家というのはないが、かつては御三家と呼ばれた『野坂昭如』、『井上ひさし』、『五木寛之』が書いた本は出版する度に読んだ。

 その頃は単行本でも値段は1000円を切っていたから簡単に買えたが、今のように文庫本新刊1冊が700800円もすると、簡単に本を買うことは出来なくなった。

 今回の300冊というのは単純に考えて、日本の古本屋で1100円で売られているから、同じように買うと計3万円になるが、古本は本の値段よりセブへ持ってくる方が費用はかかる。

 以前にも書いているが、日本の実家にあった本をセブへ持ってきた時、他の家具もあって莫大な費用がかかっているが、それでもかなりの本を捨てている。

 費用をかけて持ってきたその本がシロアリにかなりやられてしまい、がっかりはしたが、仕方がないと思ったのも事実。

 色々な国で生活するとそのとき読んだ本をどうするかという問題があり、それを思い出しながら書くと、残念と思いながら現地に置いて来ることが多かった。

 それが、極端であったのは中国に居た時で、仕事以外は本を読む環境と、香港に出るとデパート内に日本の書店があり、日本の中古本専門店もあってかなり読んだ本は増えた。

 ところが、日本へ帰る時にそれら溜まった本は全部置いてきたが、それでは読んだ記録が残らないと思って表紙を剥がして持って帰った

 あるいは中米ホンジュラスに居た時は、現地の公的施設に日本人が置いて行った本がたくさんあり、その本を借りて読んでいたが、借りた本というのは読んだ本としての印象は薄くなり勝ちで、本を借りて読むスタイルは小生には向いていない。

 その反動からか、ラオスに居た時は引き揚げる時に全部の本をセブに持って帰った。ラオスでは日本人会の催しで古本を売るコーナーがあって、そこで大量に買ったが、出所は大使館や企業の駐在者のようで本そのものは多岐に渡りレベルは高かった。

 ラオスの首都ヴィエンチャンからは郵便局へ行って国際郵便扱いで出したが、本というのは纏まるとかなり重く、通常は航空便で送るらしいが船便だと安くなるのでそれで送った。

 海のないラオスからどうやってフィリピン・セブまで移動するのかと思うが、陸路でタイに持って行き、タイから船便でフィリピン・マニラ経由でセブに行くのではないか。

 航空便なら2週間くらいで郵便局では受け取れるといわれたが、読んだ本を急いで受け取る必要は全くなく3ヶ月以上かかる船便にしたが、郵便局の係員は驚いていた。

 その時に支払った料金は忘れてしまったが、ドルにして300ドル近くかかっているから、1冊当たりになおせば運賃は相当なものとなった。

 ラオスから送った段ボール箱が果たして確実にセブの届くのかと内心危ぶんだが、セブの郵便局から到着した通知が来て受け取りに行ったが、かかった日数はほぼ見積もり通りの3ヶ月であった。


  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2019/04/02 (火)

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