フィリピンが丸見え!最新ニュース, 地域・生活情報発信!
[]  01-01
[]  01-01
[]  01-01
フィリピンニュース
   

ニュース
政治
経済
社会/文化
ニュースの壺
インタビュー
情報
概況
歴史
政治/政府
地方行政
統計資料
歴代大統領
国民的英雄
地図
コラム
セブ島工房
英語学校奮闘記
大野のブログ
ICANまにら
KAZU
JRエクスプレス
マニラ社長
BUNBUN
ダルマ大将
志乃(Shino)
反町真理子
RYO
ダイチャング
あん
ライフ
・生活情報 
・CEBU   ・MANILA
・CLARK  ・BAGUIO
・DAVAO  ・ILOILO
・BACOLOD
・他の地域
PR
 
セブで考える熱海伊豆山の土石流被害 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブで考える熱海伊豆山の土石流被害
 

 73日(土)に熱海市の伊豆山であった土石流は、その様子が映像に撮られて自然災害の怖ろしさを目の当たりに見せたが、伊豆半島は伊豆山と同じようにすぐ後ろに山が迫っている地形で、大雨が降ると崖崩れの起き易い多発地帯になっているが、こういった要注意の危険個所は日本中に数十万ヶ所あるという。



 【ルソン島山岳部の棚田に建つ住居】

 伊豆山の土石流は急斜面が続いた長雨のために、地盤の保水力を超え爆発的な土石流を起こした様だが、その発生個所は宅地開発で大量に盛り土をした場所からが明らかで、不可抗力に近い自然災害というより人災の疑いが強まっている。

 

被害のあった熱海からいくらも離れていない伊東市に小生の知人が住んでいて、伊豆山と同じ様な急坂を登った所に建てられた温泉付きのリゾート・マンションはしっかりした所にあるから危険はないと思うが、今回の土石流のように災害は突然、予期せずに起きるから油断は出来ない。

 

日本は地震、台風と自然災害の多い国で、狭い国土のほとんどは山岳地帯で平地は少ない中、過剰な人口を抱えているために平地以外にも家を建てて、近年は建築技術の進歩もあって以前は家を建てなかった場所に当たり前のように造られている。

 その辺はセブも同じで、セブ島は南北に230キロある細長い島で、その割には幅は30キロ前後しかなく中央部に5001000mの山岳地帯を抱え、その山裾が海近くまで迫っていて、平地というのは海岸部に僅かしかない島である。

 そのため、セブ島で最大都市のセブ市は昔から山に向かって住宅地を開発するしかなく、海岸の方から見ると山の稜線に向かって急斜面を埋めるように家が建てられているのが分かる。

 セブに住み始めた当時、セブで最高といわれる住宅地に住んだことがあって、そこは平地から急に登った谷間を開発した地域で、上の方に行くに従って眺望が良くなって平地に密集する家々を睥睨するようになる。

 当時も今も最高級の住宅地といわれるように、斜面を縫うように造られた道路沿いには豪邸が並び、金持ちというのはこういう高い場所を好むのだなと思うものの、仕事先でここに住んでいるというとフィリピン人からは『さすが金持ちの日本人』という眼で見られたが、会社の金で借りていただけで面映ゆかった。

 

 『猿と馬鹿は高い所に登るのが好き』という言葉があり、国を問わず金持ちは高い所に住むのが好きなようで、これは天守閣から下を見下ろす心理と同じと思うが、そういえば日本では『タワマン』と呼ぶ40階くらいのマンションに住むのがブームという。

 

 これも下界を見下ろしたい心理が効いているのだろうが、以前六本木にある超高層ビル内にオフィスを構える会社を訪ねて、窓から見える広々とした景色に見とれたが、こういう下界を見下ろす環境に居ると自分は仕事が出来ると錯覚する者もあるのではないか。

 

 セブに戻るが、セブ市の中心から山に向かって車を走らせると、急な道の両側は建物が連なり、以前は建物がなかった山の急斜面にも建物が造られ、これで大丈夫なのかなと気になる家が多い。

 

 セブ島というのはセメント生産会社がいくつか操業している様に、大昔のサンゴ礁が隆起した石灰岩で造られ、その上に長い年月をかけて土が被さった地質で、固い地質に柔らかい土が薄く乗っている状態なので表層の土質部分は滑り易い。

 

 そのため、山間部では大雨や台風時には小規模の土砂崩れが頻発していて、災害の多い日本人の眼から見れば、こういう危険な所に家を建てる神経も良く分からないが、今のところ大規模な崖崩れはセブ市ではないから安心しているのであろう。

 

 この間、セブ島北部に行ったら、海岸部から山に入って縫うように走る幹線道路の山側で大規模な崖崩れを起こし現在復旧中だが、ここは新型コロナが蔓延し出した頃から復旧工事をしているから1年くらい経っているし、今年中に終えるかどうか。

 

 フィリピンの工事の遅さは知られているから誰も怒ったりしないが、一車線しか通行出来ないから交互通行になり、山の中なのに渋滞甚だしく、それでも工事が進んでその内出来るだろうと思っていないとフィリピンでは暮らせない。

 

 年に数回の大型台風がフィリピンを直撃して、大水が出たり家屋を吹き飛ばす被害は当たり前のようにあり、2013年の100年に一度といわれた台風『ヨランダ』で被災した人々用の被災者住宅をまだ建設中で、台風馴れしている国民だからその遅れは問題にならず、それにしてもまだ建設中の被災者住宅を見るといい加減にしてくれと思うが外国人だからだろうか。

 

 小生は東京の荒川放水路と隅田川に挟まれた下町で生まれ育っているので、土石流のような自然災害には縁はなかったが、年中行事の様にあったのは『出水』で、大雨が降ると道路は冠水し、台風時には床下、床上浸水は当たり前であった。

 

 そのため、大きな台風来襲の予報が出ると、畳を外して机の上に乗せることや、雨戸を筋交い状に板を打ち付けて風の被害を避けるのが今思えば『風物詩』のようであったが、アルミ・サッシの普及でこういう作業もなくなった。

 

 床上浸水で一番記憶に残っているのは死者・行方不明者5000人以上を生じた『伊勢湾台風』で、1959(昭和34)年926日に潮岬に上陸した台風は伊勢湾沿岸に大被害をもたらし、東京にも大雨を降らせた。

 

 この時、床上浸水し押し入れで寝た記憶があり、浸水した水は何日も引かず、学校も休校となり、同級生と筏を作って遊んだが、当時の東京は汲み取り式便所が普通で、便槽の汚物も一緒に流れ出ていたが子どもは汚いと感じなかったのか遊び回った。

 

 この伊勢湾台風による東京下町の長期間の水没が契機となって、行政側は本格的に排水工事を開始、近くの道路でやっていた工事を観に行ったくらいの大掛かりな工事で、それが完工してからは出水というのは起きていないから、出水も自然災害とはいえ金と時間をかければ押さえ込める例になった。

 

 この伊勢湾台風の時に水が引いてから、近所にある放水路の堤防まで行って川の様子を見たが、いつも野球をしている河原を遥かに超える水が恐ろしい速さで堤防下に流れていた。

 

水面の高さは家々の屋根を越えていてビックリしたが、元々0メートル地帯といわれたように土地自体が低いためで、幸い堤防決壊という事態には至らず、子どもが見物に行けたくらいだから危険はなかったのであろう。

 

 この堤防決壊は近年日本の各地で目立ち、最近でも九州熊本の球磨川の被害があり、原因は色々考えられ異常気象による大雨といわれるが、いつの時代でも異常気象はあり、やはり出水し易い地域に人が住んでいることに関係が深いのではないか。

 

 実際、各自治体で作成する自然災害を予測した『ハザード・マップ』に照らし合わせると、危険地域と認定された地域と被害を受けた地域と重なっていて、今回の伊豆山の土石流現場も危険地域と目された地域であった。

 

 とはいっても危険だからといって、例えば三陸海岸のように昔から大津波被害を受けても海岸部から人々はその地から離れることはなかなか出来なく、そのために大津波が来ては万里の長城の様な防潮堤を造るが、それも2011年の大津波で易々と乗り越えられてしまった。

 

 今、その後被害を受けた三陸地方では更に巨大な防潮堤を造っているが、自然相手には予想外という言葉は通じなく、その巨大防潮堤を破壊する大津波が再びやって来ないとは誰も言い切れず、災害と人間の鼬ごっこは続くのではないか。 


  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2021/07/12 (月)

Share |
 
セブ島工房 ::: フィリピンニュース・情報 Philippines Inside News
 1972年9月21日、この日は木曜日であったが第10代大統領マルコスは戒厳令布告書に署名、23日の土曜日に戒厳令は布告され、それから50年経ったが、奇しくもマルコスの息子が戒厳令布告..   | 2022-09-27
傲慢さの目立つ中国が途上国に巨大プロジェクトを売り込んで資金を貸し付け、返済が出来なくなるとプロジェクトの運営権を取り上げて事実上の植民地化を進め、それが極端に表れたの..   | 2022-09-22
 【承前】 フィリピン現代史に確実に記される1986年2月の『エドサ政変』は英語では『EDSA Revolution』と革命の語彙Revolutionの言葉は入っているものの、マルコス独裁に代わって旧支配層が..   | 2022-09-01
 第12代大統領フィデル・ラモスが7月31日に亡くなり、日本では元首相の国葬を巡って政治的に利用する意図が見え見えであったために、国民の間で反対が多数を占める事態になっている..   | 2022-08-28
 フィリピンの8月21日は数少ない国の定める休日で、今年は日曜日に重なったが日本のように休日が日曜日に重なると次の日に振り替えて連休にするなどという器用なことはしない国なの..   | 2022-08-23
フィリピンの第12代大統領(在任1992年~1998年)であった『フィデル・ラモス』が7月31日に94歳で亡くなった。死因は新型コロナに寄るが、次の日のフィリピンの大手英字新聞はこの死亡記..   | 2022-08-07
第26回参議院選挙は投票日2日前に、安倍元首相が奈良県で演説中に銃撃を受けて死亡するという事件が起きて、自民党は『弔い合戦』として張り切り、投票結果は自民党の大勝利とマスメ..   | 2022-07-24
 セブ島の東海岸に位置するセブ市から西海岸側へ抜ける道は1本しかなく、この道は戦時中には日本軍を苦しめたゲリラの本拠地が近くにあったように、500~600m以上の山岳地域の山腹..   | 2022-07-21
 第1回の参議院議員通常選挙は1947年(昭和22)年4月20日にあり、それから3年毎に選挙は行われ、今回の26回×3年で78年間、それに今年の2022年を単純に足すと2025年になり、3年先になって..   | 2022-07-16
この4月30日にセブ島とマクタン島を繋ぐ第3の橋が開通し、先日初めてこの橋をマクタンからセブに向かって車で渡ったが、最初に架かった橋、2番目に架かった橋、これから架かる4番目の..   | 2022-07-11
12345678910,,,154
    
ニュース コラム ライフ
【本気】 オンライン博奕(POG..
マルコス戒厳令布告から50年目..
胡散臭い日本のODA
【運賃】 交通機関 相次ぐ値..
【渋滞】 新車国内販売 コロ..
【鈍感】 セブ市 この時期に..
略伝 フィデル・ラモス (下..
略伝 フィデル・ラモス (上..
【貧困】 セブ・マクタン島沖..
【果実】 ダヴァオ地方のドリ..
政権が無視する『ニノイ・アキ..
【教育】 新学年度始まる 通..
【決定】 中央銀行 政策金利..
【摘発】 セブ市で韓国人グル..
セブで考える元大統領ラモスの..
【間近】 マリオットが セブ..
【歴史】 ラモス元大統領 逝..
【災害】 ルソン島山岳部で ..
【凶弾】 名門大学卒業式当日..
セブから見える元首相の殺害事..
21【問題】 貧困層への現金給付..
22セブで見る カラバオ(水牛)..
23【暴利】 金利が高額な中国の..
24セブで考える2022参議院選挙の..
25【太鼓】 マルコスを『ヨイシ..
26マクタン-セブに開通した第3..
27【賭場】 セブに出来る 巨大..
28セブ総領事館で投票をする
29【借金】 ADB 『南北通勤鉄道..
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
【凶弾】 名門大学卒業式..+ 2970
【借金】 ADB 『南北通勤..+ 2525
セブ総領事館で投票をする+ 2445
【太鼓】 マルコスを『ヨ..+ 2341
セブで考える2022参議院選挙..+ 2102
【災害】 ルソン島山岳部..+ 2092
マクタン-セブに開通した..+ 2083
【歴史】 ラモス元大統領..+ 2058
セブから見える元首相の殺..+ 2003
【賭場】 セブに出来る ..+ 1831
セブで見る カラバオ(水..+ 1788
【問題】 貧困層への現金..+ 1644
セブで考える元大統領ラモ..+ 1569
【暴利】 金利が高額な中..+ 1353
【間近】 マリオットが ..+ 997
政権が無視する『ニノイ・..+ 929
【決定】 中央銀行 政策..+ 857
【摘発】 セブ市で韓国人..+ 830
略伝 フィデル・ラモス ..+ 714
【鈍感】 セブ市 この時..+ 704
21【果実】 ダヴァオ地方の..+ 695
22略伝 フィデル・ラモス ..+ 638
23【貧困】 セブ・マクタン..+ 538
24【教育】 新学年度始まる..+ 436
25【渋滞】 新車国内販売 ..+ 409
26【運賃】 交通機関 相次..+ 315
27胡散臭い日本のODA+ 194
28マルコス戒厳令布告から50年..+ 44
29【本気】 オンライン博奕..+ 23
30+
31+
32+
33+
34+
35+
36+
37+
38+
39+
40+
41+
42+
43+
44+
45+
46+
47+
48+
49+
50+
51+
52+
53+
54+
55+
56+
57+
58+
59+
60+
61+
62+
63+
64+
65+
66+
67+
68+
69+
70+
71+
72+
73+
74+
75+
76+
77+
78+
79+
80+
81+
82+
83+
84+
85+
86+
87+
88+
89+
90+
91+
92+
93+
94+
95+
96+
97+
98+
99+
100+
フィリピン留学情報
MAAS!留学
セブ島留学・セブ留学ならMAAS!(マーズ)留学へ
メルマガ購読(無料)

メールアドレス(半角) 
Share |
会社紹介お問い合わせお知らせディレクトリ
全体:938,522 今日:55 昨日:80
PH-INSIDEに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
E-mail: help@ph-inside.com
Copyright (C) 2002 ph-inside.com. All rights reserved.