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セブで考える1964年と2020年東京オリンピック - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブで考える1964年と2020年東京オリンピック
 

 強行開催される東京オリンピックに反対する者は多く、その理由は新型コロナの蔓延とされるが、それよりもオリンピックの異常な儲け主義と国際オリンピック委員会(IOC)のインチキ性が明らかになったことから、オリンピックには信仰心を持っていた日本人がその呪縛から解かれたための拒否と見て良い。 


【この日本橋の上に覆いかぶさる道路の光景しか知らない今の人々も不幸】

 

 IOCのインチキ性といえば、通常7年前に開催都市を決定するのに、立候補する都市がなくなったため、もっと期間を伸ばし11年後の2032年オリンピック開催地をオーストラリアのブリスベーンに決めた。

 

 そんな先の話などブリスベーンの住民が返上運動をするかも知れず、IOCも殿様商売が上手く行っていないこと伺わせるが、今の途上国が力を付ければ国威発揚で開催を狙う国は出て来るであろうし、中国が丸ごとオリンピックを買い取ってしまうことも考えられオリンピック商売は当面は続くのであろう。、

 

 1964年開催の東京オリンピックは断片的ながら記憶に残っているが、1010日の開会式前の日本及び東京の大会に対する盛り上がり方については全く記憶はなく、それでも日光街道の歩道上で人の肩越しに聖火が走るのを見たが、あれはたまたま通学の帰りであった。

 

 恐らく、テレビ、新聞報道を中心にオリンピック関連報道は過熱していたと思うが、強い印象を受けたのはグラフィック・デザイナー熊倉雄策の東京オリンピック用ポスターで、当時としてはかなり斬新なデザインであった。

 

 また、丹下健三設計の代々木屋内競技場のデザイン、施工の様子なども個人的には記憶に残るが、繰り返すが小生を含めて日本人の事前のオリンピック熱というのはどれほどであったかは覚えていない。

 

  しかしいつの時代でも時流に乗ってお先棒を担ぐ連中は一定程度あるから、そういった層を中心にオリンピック万歳は高まったであろうが、当時の世論調査ではオリンピックに関心のない人が大多数で、それが盛り上がってのは日本全国を駆け巡った聖火リレーの効果だという。

 

 そういった成功体験があるから、2020東京大会でも前回同様に聖火リレーを計画されたが、このリレーも広告代理店が仕切って企業の宣伝カーが後に続いているとのことで聖火リレーというより企業の宣伝の場に堕した。

 

 100億円をかけているという聖火リレーも新型コロナのために広告代理店の思惑をすっかり外れ、どこかでやっている程度の話題性しかなくなったが、警官隊に守られた今回の聖火リレーなど1964年のリレーを見た者としては、日本は色々な意味で悪くなったと思った。

 

 オリンピックについてIOCは色々と御託を並べているが、つまるところは開催国の国力を誇示する場であり、1964年東京オリンピックは敗戦後19年経った日本の高度成長を世界に示す絶好の場であり、その象徴として東海道新幹線、東名高速道路の開通、東京では首都高の建設と大掛かりなプロジェクトが進められた。

 

 東海道新幹線は東京オリンピック開会式10日前の101日に開業する、劇的を狙った工事になったが、総工費3800億円、実際はこれを上回っているであろうが今の換算価値で数兆円にもなり、今進められている東京―名古屋間で建設中のリニア新幹線が9兆円予算だからいかに巨大なプロジェクトであったか分かる。

 

 東海道新幹線開通4年後の1968(昭和43)年には東京-名古屋間に東名高速道路が開通したが、新幹線と東名高速の建設には世界銀行からの融資があったことは知られていず、まだこの頃の日本は今の途上国のように借金をしないと巨大プロジェクトが出来ない国であった。

 

 東京オリンピックが開催される前年の1963(昭和38)年には総工費500億円以上の黒部ダム、通称黒四ダムが世界銀行の融資を受けて完成し、この時代の日本というのはこういった巨大プロジェクトの歴史を顧みると戦後復興という言葉は確かに当てはまる。

 

 新幹線、東名高速道路、黒四ダムの建設費は世界銀行の融資が入っている先述したが、その額は新幹線は8000万ドル、東名は3億ドル、黒四は3700万ドルで、当時のドルは360円の固定相場なので新幹線は288億円、東名は1080億円、黒四は133億円となり、東名の融資額は総工費の3分の1にもなった。

 

 この世界銀行から日本が融資を受けるのは1966(昭和41)年まで続き、その総額は86300万ドル、返済が終わったのは1990(平成2年)で、以降日本は途上国に融資、借款をする国に変貌していく。

 

 少々寄り道するが、日本が世界銀行から融資を受けたプロジェクトは31あって、その内容は電力、製鉄、造船、道路、鉄道、用水など日本の基幹産業に投じられているが、変わったところでは自動車のトヨタが1956(昭和31)年に工場建設のために235万ドルを借り入れている。

 

2020年東京オリンピックに使うために造った新国立競技場が1600億円近くかかったことを考えると、貨幣価値が何倍も変わったことを加味しても、当時の日本は1000億円程度の融資を有り難く受けていたことが分かる。

 

 東京の人間にとっては1964年東京オリンピックと首都高速道路建設の関係は忘れられない出来事で、2020年東京オリンピック強行開催に躍起になっている菅のような秋田出身の人物のテレビで観ていた思い出話ばかりではない。

 

 首都高は日本橋の頭上に通した様に都心を流れる川と運河を利用して建設されているが、建設、運営をする首都高速道路公団は1954(昭和34)年6月に発足していて、その前月には東京オリンピック開催が決定されているから、首都高は戦前から構想はあったが、オリンピックを契機に建設が進んだ。

 

 1962(昭和37)年12月に首都高最初の京橋-芝浦4.5Kmが開通したのを皮切りに次々と都心部を中心に建設され、オリンピック開会式直前の101日には都心環状線浜崎橋JCT-芝公園(1.4Km)、3号渋谷線渋谷―渋谷 (1.3Km)が開通する。

 

 最終的に都心環状線は1967(昭和42)年に芝公園-霞が関 (3.7Km) が開通して完成するが、東京に昔から住んでいる者にとっては醜い首都高の出現によって古い東京は終わったと感じた出来事であった。

 

 これは以前にも書いているが、世の中は高度成長一本槍で古いものは何でも否定される風潮で、町内の神輿を担ぐ人が居なくなって、トラックに神輿を乗せて町内を回る様になり、日本橋の上に道路を造ることなど何とも思わない時代になっていた。

 

このツケは『公害』という大きな代償を払うことになるが、時を経て日本橋の頭上の道路は撤去して地下化することになったが、最初から地下化しておけば無駄な金を使うこともなかったと思うが、当時はオリンピック至上でそんな考えも余裕もなかった。

 

 このことから日本人というのは2020年東京オリンピックのドタバタ騒ぎを思うと、目先のことでしか考えられず、あれ以来半世紀以上経っても変わっていないことが分かる。

 

 2020年東京オリンピックは4兆円くらいかかったらしいが、前回の様な巨大プロジェクトの話は聞かず、競技場施設にいくら金をかけても全部で5000億円も行かないだろうから、巨額な金はどこに流れて消えているのか疑問を抱く。

 

 何かの資料はあると思うが、今更使い道など調べてもどうにもならないし、だいたいオリンピック招致委員会、東京オリンピック組織委員会とオリンピックが終われば溶けてなくなる組織が動かしている。

 

このためかなりいい加減なことをやっても責任の追及は有耶無耶になり、植木等ではないが『無責任時代』を絵に描いたようなオリンピック騒動で、何れその反動はやって来るのではないか。 


  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2021/07/23 (金)

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