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セブで考える2022参議院選挙の結果 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブで考える2022参議院選挙の結果
 

 第1回の参議院議員通常選挙は1947年(昭和22)年4月20日にあり、それから3年毎に選挙は行われ、今回の26回×3年で78年間、それに今年の2022年を単純に足すと2025年になり、3年先になってアレッと思うが、これは植木算と同じで第1回分が入っているためであり、粛々と選挙は儀式の如く3年毎に正確に行われている。

 


【写真-1 セブの参議院選挙投票所の総領事館】

 

 第1回参院選を調べて分かったが、参議院の議員定数というのは第1回の250人以来全く変わっていないと思っていたら、241人定員の時もあり現在は定員248人となっていて、第1回時よりは2人だけ減ったことは分かったが、微々たる数で減らしたという程にならない。

 

 人口減少区の定員を減らし人口増加区に回したり、鳥取県と島根県、徳島県と高知県を『合区』にして1つの選挙区にするなど対応をしているが弥縫策であり、削減する姿勢は弱く、選挙区比較の一票の格差は広がるばかりで今回も福井県と神奈川県を較べると3.05倍も違い、最高裁判決でも2倍程度を許容しているから完全に違憲である。

 

 日本の参議院議員をフィリピン議会と比較すると上院議員になり、任期も6年、3年毎の半数を改選する選挙方法など似通っているが、フィリピンの定員数は僅か24人でその数が適正かどうかは別にして日本の10分の1以下で、見倣っても良い例である。

 

 フィリピンの上院議員は3期連続は禁止されていて2期12年しか続けられないが、一度3年休んでまた上院選に出ることは可能で、その3年間は出身地盤の下院議員や州知事を腰かけてまた上院選に出るを繰り返して延々と上院議員を続ける例は多い。

 

 日本は衆議院にしろ参議院にしろ連続『多選』は全く禁じられていないので死ぬまで議員を続ける例は多く、衆議院では憲政の神様といわれる三重県選出『尾崎行雄』の連続25選というのが最長記録で、実に1890年から1953年まで63年間も衆議院議員の座にあった。

 

 参議院では元芸能人の『山東昭子』の8選が最長で、山東は自民党の比例代表候補者の70歳定年制がありながら2回も特例を受けて、77歳の時の2019年第25回参議院議員通常選挙で当選し、同年から参議院議長職に就き83歳まで参議院議員を続けることになるが、さすがに9選出馬はないだろうといわれているが先のことは分からない。

 

 さて、7月10日に投開票が行われた第26回参議院選挙について話を戻すが、マスメディアは自民党の大勝、圧勝と書いているが、議席数で見れば僅か8議席増えただけに過ぎず、自民党の提灯持ちメディアが多いとはいえ少々誇大ではないか。

 

 例えば第2次安倍内閣が発足した2012(平成24)年9月の翌年7月に行われた第23回参議院選挙では、改選121議席中自民党は改選議席数の半分を上回る65議席を獲得し、議席増は実に31議席で、このくらいの数字なら圧勝、大勝という言葉を使ってもその通りと誰しも思う。

 

 反対に対抗する当時の民主党は21議席減らし、後に民主党に合流する小沢一郎率いる生活の党も6議席減、社民党も1議席減となって、その減った議席分が自民党、大阪維新の会、共産党、みんなの党に分散した構図となった。

 

 選挙は席取りゲームだから議席数の増減でその党の消長を表すが、続く2016(平成28)年の第24回参議院選挙では自民党は6議席増、連立を組む公明党も5議席増で併せて与党で11議席増となり、この時は与党圧勝、大勝とマスメディアは書いたと思うが、前回と比較すればかなり少なく単に勝利した程度ではないか。

 

 前回の2019(令和元)年第25回参議院選挙では改選数は124人に増えていながら、自民党は57議席を獲得したが9議席減らし、民主党解体後の立憲民主党が8議席増やして健闘し、れいわやNHKと行った新興政党が参議院比例区で議席を得たのもこの選挙からである。

 


【写真-2 投票したスタンプが選挙人証に日付けと共に押される】

 

 そして今回の第26回参議院選挙になるが、議席数による党派の伸長というのも一つの見方であるが、地方区選出議員という党派の各選挙区ごとの事情があって一律に比較出来ない部分があって、これを比例区での党派別得票数、得票率で見るとかなり見えて来る。

 

 日本の選挙投票率が悪いのは有名だが、有権者数で比較すると面白いことが分かり、自民党が名実共に大勝した第23回参院選の有権者数は1億0415万人で投票率は52.61%。ちなみにその前の選挙から5.31%も投票率は下がっている。

 

 次の第24回の有権者数は1億0620万人で前回よりは205万人増えているが、前年の2015年に選挙法が改定され選挙権を18歳以上にしたための増加であり既に日本は人口減に入っていて、投票率は54.7%で前回よりは投票率は2.09%上がっている。

 

 第25回は有権者数1億0588万人で前回より有権者数が32万人減っていて、投票率は48.8%と50%を割り込み前回より5.9%も下がっているが、3年毎の選挙で投票率が上がったり下がったりしているのはその時の争点によるものと見られるが、投票しても何も変わらないという心理が上下を繰り返すのではないか。

 

 1947(昭和22)年に行われた第1回参院選の時の有権者数は4095万人で、それからは人口が順調に伸びたことを示しているが、投票率は61.12%と戦後の憲法制定後に行われた選挙にしては意外に低い。

 

 ちなみに戦後最初の選挙は敗戦の翌年の1946(昭和21)年に旧憲法下で行われた第22回衆議院選挙で、この時は選挙権は20歳以上になり、軍国主義から抜け出て新生日本を作ろうという機運が有権者の間に高かったのか投票率は72.08%を記録した。

 

 かつては70%台の投票率を記録したのだなと感心していたら、その前の戦時中に行われた第21回衆議院選の投票率は83.16%も記録していて驚くが、この時の選挙は軍部に全面協力する『大政翼賛選挙』であり、選挙権も25歳以上となっていて、投票にも全体主義の号令、動員が効いてこういう高率になったのであろう。

 

 この時の大政翼賛選挙で軍部に協力する『翼賛政治体制協議会』推薦で当選したのは466議席の内、381議席。一方、翼賛体制反対の立場で推薦を受けず当選した議員は85人で全議席に対する割合は2割近く、国賊だ、非国民といわれながら戦った候補者と支持をした有権者がいたことを明記しておきたい。

 

 さて、第26回参院選の有権者数は1億0501万人で、第25回の有権者数が1億0588万人で87万人も減っていて、これはこの先も減り続けることは確実だが、ここは人口問題を書いているのでないので端折ることにする。

 

 マスメディアが自民党圧勝と持ち上げている今回の選挙だが、自民党の比例区(全国)の得票数は1875万票、得票率34.4%で、この数字を見ると投票者の3分の1は自民党に票を入れたと分かるが、3年前の9議席を減らした第25回は得票数1771万票、得票率35.37%と何れも落ちている。

 

 更に6年前の第24回では得票数2011万票と2000万票台に乗せたが、第25回と比較すると得票率では35.91%とほとんど横ばいながら、12%近い240万票も減らしていて、それでも6議席増やしている。

 

 では31議席も増やした第23回はどうかと見ると、1846万票を得て得票率は34.68%であり、自民党の得票率30%台というのが定着し、議席を大幅に増やせたのは選挙戦術の上手さが功を奏した。

 

 その前の第22回は民主党の菅内閣の下で行われ、民主党は10議席減らしたものの第1党を守り、1845万票を得て得票率31.56%。一方の野党となっている自民党は1407万票、得票率24.07%ながら13議席増となり、この参院選はその後の民主党政権の黄昏信号の出た選挙結果となった。

 

 こうして数字で追って行くと、自民党の圧勝だ大勝だと騒ぐ割には得票率など毎回変わらないのが分かり、この変わらないことが自民党の強さ、鉄板支持層でもあり、また連立を組む公明党の存在がなければかなり選挙では危うい位置に居ることも分かる。

 

 第26回参院選では聞いたこともない政党が議席を得たりしていて、これは世界的な傾向で『一点突破』で議席を得る党派はフィリピンの下院選にもあって、しかも何十もの極小政党が4~1議席を得ている状態となっている。







  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2022/07/16 (土)

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