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セブのフード・コートで飲むコーヒー - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブのフード・コートで飲むコーヒー
 

 ショッピング・モール内に写真の様な『フード・コート』ができた。フード・コートというのは、広い場所に共同の椅子席を設け、その周りに間口3mくらいの各種おかずや飲み物を売る店が営業している、フィリピンではお馴染みの場所である。


 

ここでは、各自、店の前にトレイに盛られているおかずを自分の好みで選び、料金を支払うが、気取っていえば『カフェ・テリア』となる。こういったおかずを選んで安直に食べる方法は町中にあって、こちらでは『トロトロ』と呼ばれている。

 フィリピン人の生活形態と合っているのだろうか、小さな町に行ってもこの手の店は、蓋付きのアルミ鍋を店頭に並べて商っているが、その多くは豚や鳥などの肉類中心で、小生など肉類は好まないから選ぶおかずに苦労することがある。

 この方式はタイなど他のアジア諸国にもあるが、フード・コート形式に限れば、タイは注文を受けて目の前で品物を調理していて作り立てが当たり前だが、冷めていても平気なフィリピンでは『食』に対する考えが違って面白い。

 もう一つ思い出したが、フィリピンのフード・コートではそれぞれの店で現金払いをするが、タイは全店共通の前払い式カードを発行していて、店はカードを端末に通すだけで済ます。

 これは食べ物を扱う店で現金を扱わなくて清潔、フィリピンではそれぞれの店にはレジ専門の係を置いているから、この人員を全部削減できる。また、計算のためにレジの前に並ばなくても済むから利用する客も便利と、良いことだらけだがなぜかフィリピンではこの方式を取らない。

 と前置きは長くなったが、写真の中央にある店はコーヒー専門店で、こういったフード・コートでコーヒーだけの店というのは珍しい。しかも、店頭にフィリピン産のローストした豆を置き、客が選び、それを淹れてくれる。

 こうやって、豆から淹れたコーヒーが飲めてフィリピンも変わった証拠と思うが、セブに住み始めた1990年代初頭では、レストランでコーヒーを頼むとカップに白湯を入れてインスタント・コーヒーの瓶を一緒に持ってくるのが普通であった。

 

 それが、徐々に普通のコーヒーを出す店が増えて、フード・コートでコーヒーが飲めるような時代となり、コーヒー好きの小生としては嬉しい限りである。

 

 といっても、どこの店に行ってもコーヒーとは名ばかりで、それなりの味を保っているスターバックスにしてもどうも味が冴えず、しかも温いのを出したりで苦情をいうことも暫し。

 

 これは、こういった店で働いている従業員が自分の店で出すコーヒーを飲んだことがないためではないかと思っている。食の商売は作る本人が味を確かめていないと美味い物は作れず、たかがコーヒーとはいえコーヒーを飲まない従業員の淹れるコーヒーが美味くなるはずはない。

 

 また、フィリピンにコーヒー店が増えたといっても、客が飲んでいるのは冷たい甘ったるいシェイク物ばかりで、コーヒーを飲んでいる客など少数派。これはスターバックスでも同じで、暑いためもあるのかコーヒー文化というものが育ち難い。

 

 コーヒー店もその点は承知しているのか、コーヒーの味ではなく、インターネットを長時間やる客のために席を作っているような感じで、その眼で見るとフィリピンの客の店の滞在時間はかなり長く、店の方も長尻っ客の対応に苦労している感じはある。-

 

 さて、写真の店、コーヒーの淹れ方は、注文を受けてその都度淹れるのはよろしいが、何だか変な機械で淹れていて、この時は慣れていなかったせいか時間がかかる。この機械というのは小型のドリッパーのように見えたが、お湯を沸かしてフィルター・ペーパーで淹れた方がよほど良く早い。

 

 多分、手作業でやると淹れる人間によって味が変わることを避けるためにと好意的に考えなくもないが、余計なお世話か。

 

 店頭には各種のローストした豆が置いてあって、それを選べるが、産地はルソン島山岳地帯の名称が書かれていて、順々に飲んで味を比較して行く楽しみはある。

 

 何よりもこういった気取ったコーヒーを出す店の値段は相当高いが、紙コップ一杯55ペソと安く、100ペソ前後の値段を付けて不味いコーヒーを出す店が多い中では誉めたいが、やはり紙コップで飲むコーヒーというのは味を落とす。

 


  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2018/03/26 (月)

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