 【写真-1】
途中、大粒の雨が降り、土砂降りの場面がありワイパーを忙しなく動かす時もあり、かなり不安定な天候の中を、バスはジプニーのように乗客の求めに応じて停車を繰り返しながら進む。しかし写真-1のように、その雨雲が海上を後方へ去って行くのが分かり、アンダ方面の天気は心配なさそうで、窓から入る風は雨に洗われ清浄な感じがした。
 【写真-2】
写真-2は豚を荷台に横たわらせ、後ろの人間がしっかり固定している。こういった光景はフィリピンでは普通に見られ、この豚は週末でもあるので豚の丸焼き『レチョン』にされるようだ。レチョンはスペイン発祥の料理法だが、今やレチョンといえばフィリピンが本場で、お祝い事には必ず出てくる。
 【写真-3】
州都タグビラランからアンダへ向かう道筋にはいくつも町があり、写真-3はその中でも最大の町の『JAGUNA(ハグナ)』の町役場。フィリピンは町といっても人口だけは多く、ここは3万4千人以上。あとで分かったが、この町からはミンダナオ島のカガヤン・デ・オロ市や火山の島カミギン島への定期船が出ている。
 【写真-4】
フィリピンといえば『トライシクル』で、オートバイに側車を付けた簡易な3輪車だが、地域でそのデザインは大きく違う。写真-4には2つの違うデザインのトライシクルが写っている。前の車はボホールに多いタイプで、正確には4輪車。後ろがフィリピンに多いタイプで、トライシクルで移動するスピードがフィリピンには合っている。
 【写真-5】
写真-5は途中の町から魚の入った箱をバスの荷物入れに積み込んでいる様子。こうして近場で獲った魚を市場へ運んでもらうのだが、魚だけではなく、何でも運んでくれるようで、送り手と受け手も今は携帯電話で連絡が簡単にできるからずいぶん便利になった。
 【写真-6】
『GUINDULMAN(ギィンダルマン)』という町から、ボホール島を一周する幹線道路を離れて右手の道を通り、しばらくすると道路上に写真-6の看板が立っている。これはアンダ町へ入る車から『環境保護費』を徴収する看板だが、乗っていたバスからは直接には取らなかった。根拠は知らないが昔の『関所』と同じで、印象は良くない。
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