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【問題】 失格処分の出た ポー次期大統領選有力候補 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
政治
   
  【問題】 失格処分の出た ポー次期大統領選有力候補

 フィリピンの居住歴と国籍で、『ポー上院議員は大統領候補となる資格がない』と中央選挙管理員会に申し立てられていた3件について、中央選管第1小委員会は1211日、ポー議員には大統領候補として『失格』処分を下した。



 この裁定に先立つ121日には第2小委員会が同様に、ポー議員を失格としており、これで中央選管としてポー議員は大統領候補として資格がないと最終的に裁定される模様。

 中央選管は第1、第2小委員会はそれぞれ3人ずつと委員長が1人の計7人で構成され、委員6人の失格への色分けは失格該当が5人、資格ありが1人で、最終的に中央選管が全体会議を持って資格問題を扱い、仮に委員長が資格ありとしても52でポー上院議員への失格処分は覆る見込みはない。

 この決定に対してポー陣営は『反対陣営が仕組んだ政治的判断』と主張し、中央選管への異議申し立て、および『中央選管による裁量権の乱用』を根拠に最高裁に提訴する方針を固めている。

 この動きに対して、ポー議員側が問題となっている『フィリピン居住歴』と『国籍』に関して、納得させる証拠や証人を提示しないと、司法の場でも失格が追認される恐れがある。

 ポー議員の居住歴は2013年上院選に立候補し当選した時、立候補届け出用紙に『200611月からフィリピンに居住』と記載し、上院議員立候補資格には問題はなかったが、大統領候補には投票日まで連続して『10年以上の居住歴』の項目があり、次回大統領選は5月に行われるために要件を満たしてないと判定された。

 この件に関してポー陣営は『本人記載の単純ミス』と言い訳をしているが、弁護士など相当数の専門スタッフを抱える議員側が、書類の確認作業をしないで届けるなど常識外と選管側から一蹴され、もしそれが事実なら『選管を愚弄する行為』とまで断罪されている。

 またポー議員の国籍に対して教会前に置かれていた『捨て子』だった経緯から『両親の国籍を証明することが出来ない』として『フィリピン人を親として、出生と同時にフィリピン国籍を取得している』条項にも反すると裁定された。

 こういった問題に関して、ポー陣営は『DNA鑑定をして、遺伝的にフィリピン人であることの証明』や、『アメリカ政府発行のフィリピン居住を証明する書類がある』と対抗しているが、今現在これらが実際にあるのかどうかも確認されていない。

 こういった問題から、大統領候補としてトップに立っていたポー議員だが、最新の支持率調査では2位に陥落する状態で、法廷闘争をしても支持者層が離れる傾向は変わらず、支持率の回復は難しい見通しとなっている。

 ポー議員は現在47歳のため、もっと政治経験を積むために、次回の大統領選立候補は断念して、2022年大統領選に回るべきだとの声も大きく、ポー陣営も立候補断念という劇場型声明を発して次回大統領選に温存を図る可能性もある。

 ただし、今回副大統領候補として組んだエスクデロ上院議員は副大統領当選の可能性が高く、当選の後は2022年大統領選立候補の野心は旺盛で、仮にポー議員が2022年大統領選に回った場合、競う関係となり判断の難しいところとなる。

 このように国民主体ではなく、政治屋の都合と野心で立候補が取り沙汰されるフィリピンは誰が大統領になっても同じと、早くも選挙前から声が挙がっている。

 【写真は大統領が住むマラカニアン宮殿】


Updated: 2015/12/12 (土) 12:13

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