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【投資】 マニラ空港第3ターミナル 強制収用裁判で政府側敗訴 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
経済
   
  【投資】 マニラ空港第3ターミナル 強制収用裁判で政府側敗訴
 マニラ国際空港第3ターミナル【写真は同ターミナル、チェックインカウンター付近】はアロヨ前政権時代の200412月、完成間際に確たる理由もなく第3ターミナルの建設、運営事業主体のドイツ系合弁企業から政府が強制収用し、それを巡って合弁企業とフィリピン政府の訴訟合戦が続いている。

 強制収用に伴って管轄地のパサイ地方裁判所より政府は合弁企業側に2011年、約14900万ドルの賠償金を支払う判決が出た。

 この訴訟中の2009年に政府は約5900万ドルを支払っているが、双方が控訴していた。

 二審の控訴審では201388日、合弁企業側の主張を認め、一審判決の2倍以上に当たる約37140万ドルの支払いを命じた。

 この裁判では2008年に起きたターミナルの天井が落ちた原因を巡って「欠陥」があるとして、政府側は減額を要求するが本判決では政府側主張は一蹴された。

 第3ターミナルは日本の仕事ぶりでは定評のある竹中工務店が施工、管理していて天井崩落事件は政府側が裁判を有利に進めるために仕組んだ事件ではないかとの見方も出ている。

 今回の判決を巡って、合弁企業側が請求していた約84600万ドルには遥かに遠く、企業側及び判決を不満とする政府側、双方の最高裁への上告が予測され、裁判の決着にはまだ相当な時間がかかる模様。

 この第3ターミナル問題は、現在、政府が進めている外国企業などの資金を呼び込んで、インフラを整備する官民連携投資事業に棘のように食い込んでいて『正式に政府に認められた事業を取り上げてしまう、中国よりも酷いフィリピン』と、経緯を巡ってフィリピンへの批判が強い。

 現アキノ政権は解決、打開に図りたいところだが、莫大な賠償金の捻出という線で、本腰を入れられない状態となっている。

 なお、アロヨが突然第3ターミナルを強制収用した事情というのはいずこの筋も納得の行く説明がなされていず、一説にはアロヨがドイツ側合弁企業側に莫大な賄賂を要求、それが拒絶されたための腹いせという話が流れているが、憶測の域を出ていない。

 現在、アロヨは各種の汚職罪に問われて逮捕、病院に拘置中でいずれこういった黒い霧は裁判によって解明に至るかも知れない。


Updated: 2013/08/14 (水) 11:58

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