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【納入】 韓国製戦闘機 FA‐50がフィリピンに到着 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
経済
   
  【納入】 韓国製戦闘機 FA‐50がフィリピンに到着

 アロヨ政権時代の2005年から、飛行できる戦闘機を保有しない状態の続いていたフィリピンに、1127日、韓国を飛び立ったFA‐50【写真】2機が途中給油を2回受けた後、ルソン島中部にあるクラーク空軍基地に到着した。



 フィリピン空軍は1960年代以降、アメリカから中古のF5戦闘機を供与されて一時は34機所有していたが、予算不足のため維持費が不足、機体の老朽化もあって飛行可能な戦闘機は年々退役し、2005年に保有していた戦闘機10機が飛行不能として退役した。

 この間、中国の南シナ海における横暴な拡張政策が、この海域に緊張をもたらし、中国から賄賂を受け取った疑惑に包まれ『新中国派』と目されるアロヨ政権から引き継いだアキノ政権は、対中国の抑止になるとして戦闘機購入を予算化。

 しかしながら、アメリカ製造の高性能戦闘機は1100億円も超すような高価格と、戦闘機を支援するレーダー設備など莫大な費用が必要なため、安価な韓国製戦闘機に着目。

 その結果2014年、韓国の戦闘機製造会社と12機の購入契約を結べた。購入金額は総額189億ペソ(530億円)と1機当たり44億円と非常に安くお買い得感はあった。

 この調達したFA‐50という機種は、正式には『T-50』と呼ばれていて、ロッキード・マーティン社からの技術供与を受けた練習機として開発された経緯があって、戦闘機としては難点がある事も指摘されている。

 T-50
を開発、製造した韓国航空宇宙産業社(KIA)は海外への輸出を試み、派生型として各種を製造。

 その一つが今回フィリピンに売られたFA-50で、戦闘機としてはやや小さいながら、アメリカのF-16と形状が似ていて、乗員2名。

 最大速度はマッハ1.5.装備として空対空ミサイル、空対地ミサイルや誘導爆弾などが搭載され、対空、対地攻撃に強い性能を持つ。

 FA-50
は価格の良さと使い勝っての良さから、空軍に予算を使えないアジア諸国に人気があって、フィリピン以外にはイラク、インドネシア、タイと輸出合意がなされている。

 今回、フィリピンに納入された2機は、当面フィリピン人パイロットの習熟訓練に使われ、運用配備は残り10機が納入される予定の2017年末以降と先は長い。

 2
機のフィリピン到着で軍高官ははしゃいでいるが、運用に不可欠な戦闘機支援レーダー配置は皆無。ミサイルも皆無。

 また、FA50の飛行能力では領海問題で波高い南シナ海方面やフィリピン南部のヴィサヤ地方、ミンダナオ島全域などがカバーできず、挑発してくる軍事増強を図る中国軍に対して、実際に効果的な配備なのかと指摘も多く『軍のオモチャ』との揶揄もある。


Updated: 2015/11/29 (日) 12:38

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