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フィリピン、東南アジア諸国の中、最低の成長率を記録ーHSBC - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
経済
   
  フィリピン、東南アジア諸国の中、最低の成長率を記録ーHSBC

イギリス系の巨大銀行HSBCは、フィリピンが輸出の低調によって、東南アジア諸国の中で最も低い経済成長率を記録したことを明らかにした。

HSBCは、「起伏が少しある見込み(They Say It May Get Bumpy)」というタイトルの2010年第1四半期のアジア経済のマクロ分析報告書(Macro Asian Economics First Quarter 2010)で、今年のフィリピン国内総生産(GDP、gross domestic product )成長率が東南アジア諸国の中で最低値を記録することと予測している。

HSBCは、今年のフィリピンGDP成長率は4.2%レベルになる見込みであるとした。これは、マレーシア(6.8%)、ベトナム(6.8%)、シンガポール(6.5%)、インドネシア(5.8%)、台湾(5.1%)、タイ(4.6%)より低いことを示唆する。

HSBCは、タイ(-2.9%)、台湾(-2.8%)、シンガポール(-2.2%)、マレーシア(-2%)など、昨年1年間、東南アジア全体的に景気が低迷する中、フィリピンのGDPは1.1%成長を記録しているものと予測している。

フレデリック・ニューマン(Frederic Neumann)HSBC首席経済研究院は、昨年フィリピンのGDP成長率は、熱帯性台風のオンドイ(Ondoy)と台風ペペン(Pepeng)によって発生した被害のため、1.1%にとどまったと述べた。その被害額はGDPの2.7%に及ぶものである。

また、「フィリピンが相次ぐ台風で被害を被り、景気回復に難航し、44億ドル($ 4.4 billion)規模の損失が発生した」と彼は伝えた。また、商品輸出部門で21%の下落が予想されることによって、フィリピン経済にも否定的な影響を及ぼすものと予想している。

彼は「現在、フィリピン経済の中で最も注目すべき部分は、変動幅が激しい輸出産業である。輸出産業は、2009年に21%のマイナス成長を記録し、先進国の消費心理も低迷したのにつれ、回復の速度も遅いものと予想されている」と述べた。

ニューマン(Neumann)は、今年フィリピンの商品輸出の成長率が最少6%であると予想されるため、フィリピンのGDPも上がるであろうと述べた。

ニューマン(Neumann)は、報告書の78ページを通じ、「一言でいうと、ゆっくりではあっても、フィリピン経済は2010年に4.2%成長し、上昇転換するだろう」と語った。また、速くなくても安定した経済成長を通じて、結果的に、政府の支出が増えるであろうし、国税庁(Bureau of Internal Revenue; BIR)と税関庁(Bureau of Customs、BOC)の租税のレベルが多少緩和されるだろうと述べた。

彼は「これにより、公的部門の支出は増える見込みである。しかし同時に、構造的なボトルネック現象及び経済の脆弱性により、租税収入は急激に減少するのであろう」と付け加えた。また、これにより、今年のGDP財政赤字の規模は、前年比0.4%増の4.4%の規模になるとの見通しを示した。

ニューマン(Neumann)は「今年の注意すべきリスク要因は、政府組織の改編により、税制改革を先延ばしにされ、より強力な緊縮財政を実行し難くなり得るということである」と語った。HSBCは、今年の物価上昇率を、昨年の3.3%よりも高い平均5.2%と予想した。

彼は、期待物価上昇率が以前の水準より高いことによって、フィリピン中央銀行(Bangko Sentral ng Pilipinas、BSP)財政委員会(Monetary Board)が、今年第2四半期まで主要な政策指標を調整する圧力を受けると伝えた。ニューマン(Neumann)は、「しかし財政政策は、しばらくの間、景気拡張に集中され、第2四半期に一時的に一部基準指標の上方修正もあり得る」と語った。 (フィリピン韓人商工会議所提供)


Updated: 2010/02/08 (月) 10:30

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