 全日空の100%子会社『バニラエア』が、12月25日(日)からセブ-成田間に1日1往復の便を就航させることを発表した。
航空券の発売は9月15日(木)18時から同社のウェブサイトで開始され、最安値は片道14890円からと設定されている。
このセブへの定期就航は日本の航空会社として初めての乗り入れで、同社が展開するリゾート路線重視の一環となり、この9月14日にはヴェトナムのホーチミンへ運航を開始している。
セブ-成田間の使用機種はエアバスA320-200型【写真は同社機】で座席数180席。
バニラエアは2011年にマレイシアを本拠とする低価格航空界の雄『エアアジア』と全日空が2011年に設立した『エアアジアジャパン』が前身で、経営方針を巡って両者が対立し、経営不振もあって合弁を解消、運航停止などの時期を経て、2013年にバニラエアとして再発足。
現在の資本金は75億円、保有機数は9機(2016年4月現在)。
現在、セブと日本を結ぶ航空会社はフィリピン航空とセブパシフィック航空の何れもフィリピン資本の航空会社で、フィリピン航空はセブから成田以外に日本の主要都市に直行便を運航している。
一方、フィリピン航空を追い上げるセブパシフィック航空は羽田に1便のみ乗り入れていて、両社の競争に加えて、日本のバニラエアが参入することによってセブ―日本間の運賃競争が起こると利用者から期待されている。
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