6月29日午後3時半頃、セブ市とマンダウエ市の市境近くの路上で、飲食店から出てきた水原市出身の韓国人とフィリピン人運転手の2人が、オートバイに乗った2人組に銃撃を受け、4発の銃弾を受けた韓国人は病院に運ばれたが既に死亡し、フィリピン人運転手は右腕に銃弾を受けたが命には別条なかった。
事件のあった道路【写真】は日本や韓国の飲食店が五月雨式に建ち並び、交通量も非常に多いが、土曜日の午後の隙を狙った犯行となった。
同道路上では、今年になって同通り沿いにあるモール内の銀行から金を引き出し直ぐ近くにある勤務先のサラ金会社に戻ったフィリピン人女性事務員が昼間に射殺される事件が起きていて、連続する射殺事件に対して近隣住民に恐怖が広がっている。
死亡した韓国人はセブ市内で一番の高層ホテルに居住し、車の販売業を営んでいたというが、どういった形態の業務でどのような会社だったかは不明。
警察によると死亡した韓国人は事件のあった飲食店で4人の韓国人と会い、店を出た直後に45口径ピストルで銃撃を受け、犯人の2人組はセブ市方面へ逃走。貴重品などは盗られず強盗目的の射殺ではないと見立てている。
なお、死亡した韓国人の所持するバッグには『覚せい剤』の入ったビニール袋と『乾燥大麻』が入っていて、このため被害者の薬物使用が事件の動機に繋がるのではないかと調べを進めている。
また、死亡した韓国人には愛人がいて、この面での怨恨などもあるのではないかと見、被害者の携帯電話を押収して通話状況の解析を行っている。同時に事件に居合わせた4人の韓国人の携帯電話も任意提出を受け解析を進めている。
セブで殺される外国人ではかつては日本人の多い時代があったが、今は韓国人が多くなり、これは数万人以上の韓国人がセブ地域に大挙して居住、商売をしていることと関係があると見られている。
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