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【唾棄】 空港のX線検査で 乗客手荷物に銃弾を入れて恐喝する手口発覚 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
社会/文化
   
  【唾棄】 空港のX線検査で 乗客手荷物に銃弾を入れて恐喝する手口発覚

 フィリピンの役人は性質(タチ)の悪いのが多く、軍や警察など本来市民の財産を守るために存在するのに、摘発される犯罪には現職の軍人、警官が含まれるのが珍しくなく、こういった状況に対して上から下まで恬として恥じない所に、この国の難しさと面白さがある。

 マニラ国際空港は『世界で最も悪い空港』として有名な空港で、ここを舞台に数々の空港係官や民間人による犯罪行為が数多く発覚していて、101日、空港を管理運営するマニラ空港公団(MIAA)は、空港で乗客の手荷物検査を行う運輸通信省交通保安局から派遣されている係官25名を停職処分にした。

 これは乗客の手荷物をX線検査をする時に、乗客が手荷物をX線装置に荷物を置き、次に金属探知機のゲートを通り抜ける隙をついて、係官が手荷物の中に用意した銃弾を入れ、それをタネに恐喝し現金を巻き上げる行為に対しての処分で、この他に手荷物から携帯電話や宝石などの貴重品や現金などを抜き取っていた。

 このため、民間航空局は、X線検査時には手荷物から目を離さず、一緒に搭乗する知人などと係官の動きに注意を持って監視、また開閉できる部分には鍵を掛けるかテープで開けられないように乗客に向けて注意を喚起した。

 こういった注意が恥もなく広報される所にこの国の救い難い病弊を見るが、25人に及ぶ大量処分で、運輸通信省交通保安局は厚かましく撤回処分をMIAAに要求しているから世も末。

 その理由は同空港に配置しながら未使用になっている『全身スキャナー』の運用に支障が出るとなっているが、全く的外れな言い訳で25人もの犯罪者を生んだ部局としての反省がなく『天に唾する』要求と笑われている。

 この全身スキャナーは15台、15千万ペソの巨費を投じて購入されたが担当係官に対する研修が2回行われたにも関わらず、研修に参加した係官はゼロの有様で、機械さえあれば何でも良くなるというやる気のないフィリピン人役人の悪い癖が露出。

 しかも本来マニラ空港の第1から第4ターミナルで使用されるはずだったのが、マクタン・セブ空港など他の5空港に移動していて、その無計画性にも批判が集まっている。

 MIAA
は運輸通信省交通保安局の要求を勿論撥ねつけていて、処分は空港通行証を取り上げ、空港内の立ち入りが出来なくなるが、通常なら停職どころか懲戒免職、刑事告発になるはずだが、そこは身内の犯罪に甘い体質ゆえ、どこまで厳正に行動するか早くもMIAAの限界がささやかれている。

 このようにフィリピンに出入国する外国人は標的になっていることを認識し、空港内では役人を信用せず、親切を装って近寄る人物には注意が求められる。

 【写真は事件のあったマニラ国際空港ターミナル】


 


Updated: 2015/10/02 (金) 12:33

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