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【熱狂】 恒例の『ブラック・ナザレ』行事で死者2人 負傷者1300人 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
社会/文化
   
  【熱狂】 恒例の『ブラック・ナザレ』行事で死者2人 負傷者1300人



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月はフィリピン各地で カトリック関連の大きな祭りの行われる月で、17日、セブ市の『シヌログ』、同日パナイ島カリボ町の『アティアティハン』、23日、パナイ島イロイロ市の『ディナギャン』と続く。

 その皮切りとして9日、マニラで『ブラック・ナザレ』が行われた。この行事は17世紀にスペインから黒いキリスト像がイントラムロスに運ばれ、そこからキアポ教会【写真】へ運ばれた事を記念するフィリピン・カトリック教徒最大のお祭りになっている。

 現在はマニラ市のリサール公園内に設けた場所からキアポ教会へ黒い像を乗せた山車が出発していて、この像に触れることによって病気治癒などのご利益があるため、例年信者が練り歩く道筋に殺到し、今年は約800万人の参加があった。

 このため、混乱の中で行進していた20代と40代の男性が死亡。また、像の近くでは裸足になる必要があるために、割れたガラス片などで負傷する信者も多数発生した。

 また、狭い場所で群衆が殺到するために酸欠や熱中症などで倒れる信者も多数発生した。負傷者数は前年より312人増えたが、行事が土曜日に重なり、例年より信者の参加が多かった。

 この人混みの中で財布や携帯電話などが盗られる『スリ』被害も多く続出した。

 こういった事態を防ぐために、首都圏警察は順路に近い大通りの通行止めや警官4000人を配置し、48ヶ所に簡易な救護所を設け、救急車65台を配備した。

 また、国家警察は爆弾事件で携帯電話を起爆装置に使った例が多いために、携帯電話の通話を遮断する『ジャマー』をキアポ教会周辺や順路に状況次第で使用することを明らかにしていた。

 こういった行事が年に一度の騒ぐイヴェントと化していて、それが多数の人を呼び込むと、かつてのブラック・ナザレを知る古くからの信者は『この騒擾状態は神への冒涜』などと非難する者もある。

 信仰心とは難しい命題だが、セブの『シヌログ』にしても1980年代に始まった『パレード』化によって、単なる観光資源になっているとの非難もある。


Updated: 2016/01/11 (月) 12:04

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