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【奪還】 パッキャオの再起戦 7回TKOで勝利 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
社会/文化
   
  【奪還】 パッキャオの再起戦 7回TKOで勝利

 20177月、オーストラリアで対戦したジェフ・ホーンに判定で敗れて、引退説も出ていた、フィリピンの誇るボクシング・チャンピョン『マニー・パッキャオ』が715日、マレイシア・クアラルンプールで行われたWBA(世界ボクシング評議会)ウェルター級世界タイトルマッチで勝利し、同タイトルの王座に復帰した。



 これでパッキャオの戦績は6072引き分け、世界タイトルは6階級を制覇した。

 パッキャオは知名度を生かし、2010年から2016年までミンダナオ島サランガニ州選出の下院議員を2期務め、2016年には任期6年の上院議員選(改選数12人)に立候補し、1605万票余を集めて7位で当選。

 このように政治的野心は強く、国民的人気、知名度は高いために将来の大統領候補として挙げられているが、本業であるボクシングでは年齢(39歳)による身体的衰えもあって、長年二人三脚で戦っていたコーチからも引退した方が良いといわれていた。

 しかし、地元で関心を維持するために慈善事業などや一族に多額の資金を費やしていて、そのために巨額の金が稼げるボクシングを続けざるを得ない事情あった。

 今回のタイトル戦ではアルゼンチンの『ルーカス・マテェセ』(35歳)と戦ったが、ルーカスはこれまでの39勝の内、KOTKO勝が36勝という強打者で、20181月に同王座に就いたが今回、パッキャオに破れて同王座を陥落。

 試合はパッキャオが優勢に進め、5回までに2度のダウンを奪い、7回の3度目のダウンを喫したルーカスに対してレフリー・ストップがかかり、パッキャオの7回2分43TKO勝となった。

 このTKO勝はパッキャオにとって、200911月のミゲル・コットを12ラウンドに倒して以来9年ぶりのKO勝ちとなった。

 パッキャオの試合は今までアメリカ・ラスヴェガスで開催されていて、前回はオーストラリアで6万人以上の大観衆を集めているが、今回は16千人を集め満員とはいえマレイシアで開催し、パッキャオの興行価値が薄れているのではないかと噂されている。

 実際、前回のラスヴェガス戦では100300億円をパッキャオは得ているとされ、今回の試合では2桁落ちるファイト・マネーであったと見られ、パッキャオ及びルーカス共に年齢的にボクサーとしては薹が立っているため安いファイト・マネーになった。

 それでも、限界説を乗り越えて勝利したのは称賛に値し、クアラルンプールで観戦したドゥテルテ大統領と、90歳を超えた高齢で首相に返り咲いたマハティールなどから試合後に激励を受けた。

 現職の政治家が過酷なボクサー選手生命を続けられるのも不思議だが、上院ではトレーニングのために議会を休んでも良いとの決議がなされていて、実際パッキャオの議会出席率は最下位になっている。



 【写真は2016年の上院選挙時に使ったパッキャオの選挙ポスター】


Updated: 2018/07/16 (月) 12:13

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